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活動報告

活動報告

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大きな作品が完成しました!

2015-10-22
 月に2回、浪江から避難されている方の仮設住宅で開催している八方内サロン。
そのサロンで今年の5月から大きな貼り絵作りに取り組んでいました。
そしてついに今日完成したので記念写真をパチリ。
スタッフが描いた下絵に参加者のお孫さんが描き加えてくれたチョウチョとテントウムシ。とっても素敵な作品に仕上がりました!
 
この作品は10月24日(土)に開催される南相馬市の健康福祉まつりで飾ります。
なごみでは他にもカフェコーナーとわた菓子、お子さんの遊びスペースも提供いたしますので、ぜひぜひ、ほっと一息つきにいらっしゃいませ~。      
(文責 足立)

日本健康福祉政策学会 福光志縁セミナーで発表をしました

2015-10-21
 10月18日(日)相馬市のホテルで当法人の説明をさせていただきました。約60名の方に参加していただきました。この学会は、医療保健福祉の多方面のスタッフが参加され、被災地の現状に関心が高い方が多かったです。このような機会を増やしなごみの活動が広がることを願います。(文責 米倉)

ニューヨークお礼と報告の旅

2015-05-21

 当法人は2012年以来3年間にわたりJapan Societyおよび米国日本人医師会(Japanese Medical Society of AmericaJMSA)から物心両面にわたる支援を受けることができました。

 その様子についてご紹介いたします。

 

 

①米国日本人医師会へ感謝状贈呈

 午後6時から米国日本人医師会のYuzuru Anzai会長、Shunichi Homma前会長、Robert Yanagisawa会員、Yoshio Kano氏と会い、同会への福島県内堀知事からの感謝状と感謝の品の「起き上がり小法師」を贈呈。同会が行ってきたJapan SocietyEnglewood Rotary Clubおよび9.11家族会と「相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会」を繋ぐ事業、および同会が直接に行ってきた福島県内被災者への支援事業、郡山市への折鶴モニュメント寄贈事業に対するお礼の気持ちをお伝えしました。

 

②Japan SocietyRound Table で事業報告

 420日、ニューヨーク市内にあるJapan Societyにて、医学・心理学の専門家約20名ほどが参加するRound Table討論会が行われました。

 この討論会で丹羽理事は、大震災後の福島の被災と復興の状況、被災者のメンタルヘルスの問題、およびこの3年間にJapan Society、米国日本人医師会の財政的支援を受けて何を行ってきたか、その結果支援対象となる被災者、精神障がい者の数がどう増えてきたかついて報告しました。

 また、私も相双地域における被災者、精神疾患患者に対するメンタルヘルス・ケア事業の実際について報告しました。参加者からは復興の課題について活発な質問がなされ、質疑応答が行われました。

 このRound Tableの席上にて、Japan Society会長の桜井氏に内堀知事からの感謝状の贈呈を行い、感謝の品の起き上がり小法師をお渡しいたしました。

 

③Japan Societyの市民フォーラムに参加

同日、午後630分から同じくJapan Societyにて同Society主催の市民フォーラムが行われ100名ほどの市民が参加しました。

丹羽理事は、大友良典氏との対談、および市民参加者との質疑応答をおこないました。対談に先立ち大友氏が音楽を担当したドキュメンタリー映画「ASAHIZA」が上映され、「ASAHIZA」の舞台となった南相馬市と福島の復興についての対談と参加市民との質疑応答が行われました。会場からは多くの質問が出され活発な質疑応答が行われました。

「ASAHIZA」は南相馬市にあった映画館で、建物は残されているが営業は停止しており、NPO団体が保存活動を行っています。大友氏は小学から高校までを福島市で過ごした方で、両親が現在福島市に在住しておられます。大友氏はNHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」の音楽を担当されたことでも有名です。

 

④マウントサイナイ医科大学のGrand Roundに参加

 421日は、Icahn School of Medicine at Mount Sinai(マウントサイナイ医科大学)内科部門のGrand Round(研究報告会)が930分まで行われ、60名ほどの医師が参加しました。

 そこでRobert Yanagisawa先生が米国日本人医師会の被災地支援、福島支援の活動について報告しました。Yanagisawa先生に次いで丹羽理事が福島の被災と復興の状況について10分程度の報告を行い、併せて内堀知事から米国日本人医師会への感謝状の贈呈が行われたことを紹介しました。

 会場からは活発に質問が出され、ビキニ環礁の水爆実験で多くの漁船員が被ばくした事件の際にマウントサイナイ医科大学が行った支援事業についても会場の参加者から紹介がありました。

 

⑤コロンビア大学医学部のConsortium Japan Reliefの報告会に参加

 421日の午後5時からColumbia University(コロンビア大学)の社会福祉学部にて、同大学の医学部循環器内科学教授Shunichi Homma先生が顧問を務め医学部学生が運営するConsortium Japan Relief主催の事業報告会が行われ、丹羽は福島の被災と復興の現状報告を行いました。

 私も「相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会」がJapan Society、米国日本人医師会からの支援を受けて行ってきた相双地域における被災者、精神疾患患者に対するメンタルヘルス・ケア事業について報告しました。

 コロンビア大学の学生、教官、ニューヨークで仕事する臨床心理士など20名ほどが参加して、災害からの復興に関わるレジリエンスについてなど活発な質疑応答が行われました。

 

⑥ニューヨーク在住日系人の歓迎会に出席

 421日午後730分から市内にて米国日本人医師会が中心となり私達を歓迎する夕食会が行われました。

 25名ほどの参加があり、ニューヨーク福島県人会会長の藤田氏も参加されたので御挨拶させていただきました。

 席上、持参した起き上がり小法師を参加者の皆さんにお配りして、感謝の気持ちを伝えました。

 

 ⑦9.11家族会をTribute WTC Visitor Centerに訪問

 422日の朝10時から、世界貿易センターのツインタワーがあった場所のGround 0のすぐ近くにあるTribute WTC Visitor Centerへ9.11家族会の方々を訪ね、彼らが新地町にある雁小屋仮設住宅の被災者を訪ねて激励活動を行ってくれていることへのお礼を述べました。

 9.11家族会の会長、Visitor Center長が親切に案内してくださり説明頂いたので、センターに展示されている9.11被災者の遺品やその家族の思いなどを詳しくうかがうことができました。

 私達は9.11家族会が家族会活動として行っているビデオ作成作業に協力し、9.11家族会の相双の被災者激励事業を紹介し、彼らの福島支援が被災者を勇気づけていることを述べてビデオ記録していただきました。

 

 以上、実質3日間の短い訪問でありましたが、「相双に新しい精神科医療保健システムをつくる会」へのJapan Society、米国日本人医師会の支援に感謝し、私たちが支援を受けて行ってきたメンタルヘルスサポートのアウトリーチ活動の成果をお知らせし、福島の復興の状況を理解していただくことができた旅でありました。

 このように末永く支援を頂いたJapan Society及び米国日本人医師会の皆様に感謝申し上げます。私たちはこのような善意によって支えられていること忘れず、新しい精神科医療保健福祉システムを拡大していきます。 

 

 

22日午後から加納様案内で野口英世の墓にお参りをした様子です。

南相馬事務所に研修医の実習がありました

2015-10-20
 南相馬事務所では、月一度、地元の南相馬市立総合病院の研修医を受け入れております。今回は、澤野先生がいらっしゃいました。地元の文化や慣習などに関心が高く文化に根差した地域医療を目指している方であると感じました。このような地域を愛する医師が増えていけばよいですね。

「認知症初期集中支援チーム」設置準備会

2015-06-23
 南相馬市で、認知症初期集中支援チーム設置準備会がありました。認知症の対応は全国的にも課題になっており、平成27年1月に新オレンジプランが施行されています。
 南相馬市では、震災後の避難等の影響により、平成22年度の人口は71,585人・高齢化率25.8%だったのが、平成26年度は人口64,539人・高齢化率30.5%になりました。高齢化が急激に20年進んだと言われています。
 仮設住宅や復興住宅を見ても高齢者が多いようです。また、若い世代が市外に避難していることも多く、関係機関のスタッフ不足も、急激な高齢化の課題です。この現象は、いずれ全国の地域で起こってくることと思います。
 
 認知症家族の会の方も、震災後は相談が増えているとお話されていました。
 みなさん、一緒に考えていきませんか?
相馬事務所
南相馬事務所
特定非営利活動法人
相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会
 
■相馬事務所
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