本文へ移動

なごみの理事紹介

理事長 大川貴子

 初代理事長の丹羽眞一先生の後任として、2012年12月より理事長を拝命しております大川貴子です。
 当法人は、東日本大震災の後、精神科医療の提供が極めて難しくなってしまった相双地区において、福島県立医科大学心のケアチームがメンタルヘルス支援を行ない、その活動を継続させる形で発足いたしました。2011年1月に相馬広域こころのケアセンターなごみを開設し、2014年4月には訪問看護ステーションなごみを、そして2015年4月には地域活動支援センターなごみCLUBを開設しました。本法人の目指すところは「相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会」という法人の名前に示されていますように、地域のニーズに応じた精神保健、医療、福祉に関する新たな仕組みを構築していくことです。地域が必要としていることは何かということを日々の活動を通して把握し、住民の方々のメンタルヘルスを高められるように、また精神的な不調を感じた方が早期に適切なサポートが得られるように、そして精神疾患を抱えながらもその方らしい生活が地域で営めるように、様々な関係機関と連携を図りながら、取り組んでいきたと思います。
 地域の皆様から「なごみがあってよかったね」「何かあったらなごみに相談しよう」と言って頂けるよう努力して参りたいと思いますので、末永くご支援、ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

副理事長 丹羽眞一

「相双に新しい精神科保健医療福祉システムをつくる会」の副理事長として一言ご挨拶を申し上げます。私はこのNPOの立ち上げの時から関わってまいりましたので2020年で足掛け10年になります。震災・原発事故から20213月で丸10年が過ぎますから、一昔前のことになろうとしていますけれども、例えば福島県の震災関連自殺者の数は横ばい状態で高止まりしているという一昔前の話ではなく今の話という現実があります。それに加えて、震災時と似たようなCOVID-19感染症流行とStay Homeにより生活困窮がのしかかるという新たな現実が加わっています。

 私たちは震災と原発事故により心の健康を害され、生活困難を味わうこととなった相双の人々に寄り添い、その人々と共に歩む事業を行うことをモットーとしてきました。それは一昔前の話ではなく今の現実の話として続いているのですが、時間の経過とともに人々の心の健康と生活に新たな課題も加わっていることに注意が必要だと思います。それらに総合的に取り組めるよう、私たちの事業を普段に見直すべきと痛感しているこの頃です。

 「相双の人々になくてはならない『相双に新しい精神科保健医療福祉システムをつくる会』でありたい」と念じてまいりましたが、ますますその思いを強く持たないといけないと理事の一人として気持ちを新たにしております。 これからも「相双に新しい精神科保健医療福祉システムをつくる会」の事業にご理解とご支援をお願い申し上げます。

理事 安保寛明

 人々の充実した暮らしをつくるうえで、欠かせないことがあります。水や食事、安全な居場所などはもちろん欠かせませんが、同じくらいに、自分らしさを奪われない人間関係が欠かせません。
 こころのケアを行う上で最も大事なことに時間と関心と資源を注ぐという意味で「新しいシステム」をつくってきた相双つくる会(略称)は、設立からおよそ10年が経過しました。こころのケアセンター、訪問看護ステーション、地域活動支援センター等といった事業はそれぞれに地域の状況に合わせて変化を続けています。法人の会員として活動を支える人も100人以上、職員として活動を支える人も30人以上、関係機関として法人の活動と共働している人や組織もたくさんあるようになりました。また、書籍やテレビや新聞記事などを通じて、多くの方に関心をもっていただき、何かのヒントを得てくださっている方も多くいることに、喜びと誇りを感じています。
 地域精神保健という視点から地域づくりに関わるという意味で、法人の活動はいまも「新しいシステム」を作っていると感じます。これからも様々な方との協働や共創造ができることを期待しております。どうぞ、今後ともつながりを持ってくださいますよう、お願いいたします。

理事 橋本由利子

 海あり、山あり、温暖でのどかな浪江町に住んで、小さな作業所の所長をしていた私に、大地震と原発事故による避難所生活や仮設住宅での生活が始まるなんて、想像もしてなかった人生が始まりました。
 幸いなことに震災前から交流のあったメンタル関係の友人たちと避難先で早くから集まることができたことにより、「なごみ」の立ち上げや全国から応援の著名な先生たちを間近で拝見できたことは、今でも私の自慢です。
 ご縁があって現在理事を務めさせていただいていますが、「相馬公域こころのケアセンターなごみ」がこれからも、誰も経験したことのない地震と津波と原発事故のあった相馬地方や双葉郡の人々の精神的な支えになり続けられるか、またどのような支援が今後必要なのかを、当事者の一人として一緒に考えていきたいと思っています。

理事 渡辺邦弘

 私は2018年度より理事に選任されましたNPO法人いずみ会の渡辺邦弘です。いずみ会は、病気や障害を持ちつつ暮らすというとき、福祉や医療の専門的な援助や支援ということと同時に、その暮らしはごく普通の日常のなかにあるという視点を大切にし、福島市でグループホームの運営や一人暮らしの支援など「住まい」の支援活動を行っています。また、浪江町から二本松市に避難し活動している「コーヒータイム」や、双葉町から福島市に避難された「あおば」の運営にもかかわっています。これまでの経験を生かし、微力ではありますが相双地区のためお役に立てるよう頑張りますのでよろしくお願いいたします。 
相馬事務所
南相馬事務所
特定非営利活動法人
相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会
 
■相馬事務所
〒976-0016
福島県相馬市沖ノ内1丁目
2-8
TEL.0244-26-9753
FAX.0244-26-9739
 
■南相馬事務所
〒975-0007
福島県南相馬市原町区南町3丁目2-7
TEL.0244-26-9353
FAX.0244-26-9367

0
8
1
2
7
5
TOPへ戻る