活動報告
活動報告
震災関連死の記録から
2021-03-17
2月2日、NHKから震災関連死の事例検討会へ出席依頼がありました。当法人の副理事の丹羽医師と、相馬広域こころのケアセンターなごみからは、米倉、工藤、立谷の3名が出席しました。内容は、震災関連死で亡くなった人が、いつどこでどのようにして亡くなったのか、どうすれば防ぐことができたのかの2点です。今回は、NHKが市町村から情報開示を受けて入手した1例の方について話し合いました。原発事故の影響で長期の避難を強いられた、誰にも言えぬストレス。当時、支援者が関わりにくい状況にあったこと、ご本人の心情を察して声をかける人がいなかったこと、本人が誰にもSOSが出せなかったことなど、記録から故郷に帰れない無念さが伝わってきました。震災から10年を迎えた今だからこそ、長期の避難生活がもたらす影響について、もっと話し合っていく必要があると思います。(ケアセンター 米倉)
再放送:ETV特集「震災関連死 何が命を奪ったのか 福島1995人の『経緯書』」
3月17日深夜0時~1時