ケアセンターの紹介
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相馬広域こころのケアセンターなごみは、仮設住宅や借り上げ住宅で生活される被災者、相双地域で生活する精神疾患当事者やご家族等、地域住民のこころの健康を守り増進する為の事業を行っています。
仮設住宅での活動(新地町・相馬市・南相馬市)
仮設住宅の集会場を利用し、お茶を飲みながら楽しい時間を過ごしていただける場を提供したり、健康に関する教室等を開催しています。
この活動を通して住民の皆様の親交を深めたり、日々の生活に対する不安やストレスの解消に役立てるようお手伝いをしています。
仮設住宅でお困りの事や、不安な事などがございましたら、会に参加しているスタッフに直接ご相談いただくこともできます。
気分転換にもなりますので、是非お気軽にご参加ください。
また、私たちスタッフが仮設住宅を一軒一軒訪問し、お話や生活の様子を伺えるように、全戸訪問という活動を年に数回予定しています。
これらの活動を通して、必要と思われる方には医療保健福祉機関をご紹介したり、定期的に再訪問するなどの支援活動を行っています。
ちょっとここで一息の会(週一回)
相馬市の仮設住宅集会所で週1回のペースで開催しています。
いつもここで一休みの会(月一回)
新地町の仮設住宅集会所で月1回のペースで開催しています。
全戸訪問
主に仮設住宅にお住まいの方を対象として年に数回予定しています。
訪問活動(震災対応型アウトリーチ事業)
未受診者・治療中断者の治療導入
これまで診察を受けていなかった方やなんらかの事情で治療を中断された方に対し診察や治療ができるよう支援します。
長期入院後の退院や入退院を繰り返す方を対象にした訪問活動
対象者の方への訪問活動で社会復帰を支援します。
災害により精神症状が出現した人へのフォロー
これまで健康だった方も、災害がきっかけで精神症状が表れていることがあります。
症状に応じ個別に訪問し支援します。
職員の心の相談・健診
被災者を支援する公共職員の皆様の心の相談や健診を実施しています。これまでに高校教員、消防署員、特別養護老人ホーム職員へご希望があり実施しております。
精神科医療保健福祉関係者へのアプローチ
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当センターでは、住民の方々への支援活動だけではなく、活動の中心となる精神科医療保健福祉関係者との定期的なミーティングや研修会を行っています。
また、活動で得た経験を元に研修用DVDを制作するなど、地域のこころの健康を守る為に活動している方々も支援しています。
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研修用DVD撮影の様子