活動報告
活動報告
懐食(なつしょく)プロジェクト 3年間の軌跡をまとめました!
2020-09-10
懐食プロジェクトを始めたきっかけは、津波で旦那さんも家も流され、一人でポツンと暮らす80代の高齢女性でした。津波の話をお聞きするのですが、なかなか回復せず、そこで子供の頃から嫁いだ時代の昔の食べ物や暮らしの話を聞くことにしました。それ以来、イキイキとした様々な場面を思い出し、少しずつ回復の過程を歩み始めました。家族がバラバラになって得意料理を食べさせることも、地域の行事に参加することもできません。まして元の場所に行っても、以前の風景が見られるわけではありません。でも料理の話をすると、ありありと昔の記憶がよみがえります。彼女との出会いが、このプロジェクトを始めるきっかけであり、深く感謝しています。今回、プロジェクトを実施するにあたり、地域の様々な皆さんに、多くのご協力を頂きました。みなさんのご協力に感謝しています。(訪問看護 伏見)
3年間の軌跡は以下のリンクからダウンロードしてご覧いただけます。(なごみホームページ内)
※懐食(なつしょく)とは、「あぁ懐かしいな」「もう1回食べたいな」と思う料理、食べ物のことです。「誰かに作ってもらった」「誰かと一緒に食べた」という思い出そのものでもあります。
※このプロジェクトは平成29年度・30度年復興庁「心の復興」事業および平成31年度福島県内避難者・帰還者心の復興事業補助金の助成を受けて実施しました。