活動報告
活動報告
生活に寄り添う
2022-05-19
震災の後、相双地域にずっと心を寄せ、11年間変わらず支援し続けてくださっている代々木病院の中澤正夫医師。なごみの立ち上げにも深く関わってくださっています。先日、南相馬市の保健師さん向けに、『生活を診る』をテーマに勉強会を開催しました。精神疾患を抱える方を支援する時、私たちは相手の「病気の症状」に目を向けがちです。しかし、病状以外のその人を知ることも、精神疾患の再発や悪化を食い止めるために大切です。相手の生活実態、価値観、人生など、その人が何を大切にし、何を思って生活しているのか、その人の目指す生き方を阻むものは何なのか。『生活を診る』ことの意味を、先生は熱く語ってくださいました。私たちなごみも、ひとりひとりの生き方に寄り添う担い手でありたいと感じました。(ケアセンター 足立)