活動報告
活動報告
自由の森学園スタディツアー
2025-12-12
先日、東日本大震災と原発事故で大きな被害を受け、長い避難生活を経て少しずつ復興への歩みを進めている南相馬市小高区にて、双葉屋旅館を会場に、埼玉県飯能市の自由の森学園の生徒さんたちが参加するスタディツアーの一環として、被災者支援の取り組みについての講演会が開催されました。
講師として米倉センター長が登壇し、長年にわたり被災者の方々の心の問題に寄り添ってきた経験から、センターの具体的な取り組みを中心に、支援のあり方について熱のこもったお話をされました。
講義の後に生徒さんからは
・ 「被災当事者でない自分たちが、真に共感を持って傾聴するにはどうすれば良いでしょうか?」
・「支援者に依存してしまう対象者に対し、自立を促すために、どのようにバランスを取っているのでしょうか?」
・「精神疾患に抵抗感がある人にとって『精神科』という名称は適切ではないのではないか?」
といった高校生とは思えないほど本質的で、鋭い質問が寄せられ、参加者の学びの深さを物語っていました。
米倉センター長は、これらの質問一つひとつに対し、現場での具体的な事例を交えながら丁寧に回答されました。被災地での「こころのケア」は、単なる医療行為に留まらず、地域に根差した生活支援や見守り活動を通じて、人々の「生きる力」を支える営みであることを再認識させられます。
被災地である小高区での特別な学びの時間は、生徒さんたちにとって、被災地の現実とともに「誰かを支える」ということの重みと奥深さを深く考える貴重な機会となったのではないでしょうか。
(ケアセンター 畠山)





