去る5月31日。東日本大震災の福島県立医科大学心のケアチームへ、当時、聖路加看護大学の教員で活動を支援した木戸さんが所属する浜松医科大学看護学科の授業へ講師として行ってきました。また、なごみ立ち上げに、事業のモデルとして見学させていただいたぴあクリニックに行ってきました。
浜松市は、大震災になれば、浜岡原発の避難者の受け入れや、津波によって市の半分が水没してしまうなどの危機管理が必要な地域です。しかし、実際福島で起こったことや特に心のケアの中長期支援などは想像もつかないのではないでしょうか。学生へは、この中長期支援の大切や、震災にかぎらず必要な予防的な取り組みの必要性を伝えました。感想からは、「治療だけではなく、人へのかかわりによって回復することの大切さがわかった」などの感想をいただき、うれしく思いました。
ぴあクリニックでは、院長先生の新井先生はじめ、たくさんのスタッフとお互いの苦労を共有しました。貴重な昼休みに対応いただき、感謝いたします。
私たちなごみは、たくさんの人に支えられ、今があります。この経験を次の大災害に生かしてもらうため、「もっとたくさんの人々に伝えたい」、そう強く思いました(米倉)