新年明けましておめでとうございます。早いもので東日本大震災から10年を迎える年となりました。被災地の記憶が風化しつつあるなかで、私たちなごみは、支援の価値を見出しつつ多くの人々へ伝えていかなければならいと思っております。今年の私たちの活動へご期待ください。
(ケアセンター 米倉)
一人で年末年始を過ごされる方と、年越し蕎麦ではないけれど、押し掛け蕎麦をご一緒しました。皆さま、今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。(伏見)
毎年恒例、12月の訪問看護は、利用者さんとそのご家族と一緒にクリスマスリースを製作しました。最初は、やや尻込みをされていましたが、楽しそうに飾りを選び、とても上手に作ることができました。なごみ事務所用にも相馬の訪問看護のスタッフ3名で特大の蔦のリース飾りを作りました。3人3様で個性あふれる作品に仕上がりました。「みんな違ってみんないい!!」ひとつは南相馬事務所にプレゼントしました。みなさんに素敵なクリスマスが訪れますように。(訪問看護 佐藤)
震災から10年が経とうとしています。なごみは震災直後に活動を開始した福島県立医科大学心のケアチームの活動を引き継ぐ形で、2011年11月にNPO法人として誕生し、活動を続けてまいりました。今回、10年目の地域の現状とこれまでの取り組みを振り返り、そして今後のなごみが目指すことについて、ZOOM配信で全国のみなさんに紹介することにしました。1月31日(日)、オンライン会議システム「ZOOM」にて開催します。全国どこからでも参加できますので、ぜひご参加ください。参加申し込みはチラシのQRコード、なごみホームページからどうぞ!寒い日が続きますので、みなさまご自愛ください。
福島県司法書士会の司法書士、佐藤金雄氏を講師としてお招きし、「親亡き後の支援」について話をお聞きました。精神障がいや認知症など病気の影響により、日常生活における判断力が低下すると、本人の知らないうちに不利益を被ってしまうことがあります。それを未然に防ぐために、成年後見制度を活用して生活を支えることが出来ます。講師の先生も後見人として障がいを持った方を支援されており、相談事に親身になって聞くようにされているそうです。支援制度はたくさんありますが、制度につながることが難しい方も多く、「制度につながっていない人に対しては、信頼をつなぐこと、人と人との関係が一番大切になる」とおっしゃっていました。地域の中で信頼をつなぐ人がたくさんいれば、障がいがある方も安心して生活を送ることができると感じました。私たちもその一旦を担っていきたいと考えています。(ケアセンター 工藤)